人形劇1120


こちらは、百均で御購入のすり鉢…。
実用には…。
人形劇には、使えるかも…。
昔話の鉢被りを再現するには良いかも…。

御購入した理由は、二番目の祖母が特別な時、お祭りとか何かのお祝いの時にのみ作っていたオコワを再現して作りたかったから…。
元気な時に作り方を聞いておけば良かったと大反省…。
一度聞いたけど…。
あの当時、自ら老人ホームに入所していたし…。
「昔の事なんて全て忘れてしまったよ…。」と笑っていたし…。
まっ、認知症が相当進んでたし…。

あのオコワの味は、俗に言う五平餅的なお味…。
わかってるのは、人参とシイタケそしてクルミを使っていた事だけ…。
他に何か入れていたのだけど…。
多分、山のモノだと思うけど…。
お祖母ちゃん、元々出自は、新潟と会津近辺の山奥の村だから…。
あの当時は、今と違って物流も盛んでないし…。
海のモノは入って来ないと思うし…。
一体、他に何をいれていたか…。
それが全くわからなくって…。
あのオコワ、ガス釜で炊いていたし…。
大体、一升は炊いていた筈…。
近所の人達を初めとして、皆に配っていたから…。

今、思うと…。
あの独自の味は、五平餅と全く同じと言うか近いから…。
五平餅のタレの作り方は、ネットに掲載されていて…。
クルミを乾煎りして、クルミ大匙1に対し、酒、みりん、醤油、砂糖も同程度…。
それをすり鉢に入れて練り練りするだけ…。
当然、お砂糖は白砂糖でなく三温糖もしくはザラメだろうし…。
お祖母ちゃん、煮物は三温糖かザラメを使っていた筈…。
母とは、後添えに来たので、血の繋がりもないけど…。
母も煮物やオハギを作る時は、三温糖かザラメのみしか使用しないから…。
まっ、試行錯誤してリベンジする予定でやんす…。
そして、母の機嫌を見計らいお拝み倒して、材料聞いておこうっと…。
あのオコワ、母は作らないけど、作り方は多分習っている筈だから…。



さてさてお話の続きでやんす…。



場所を戻し…。
嵐が過ぎ去ったサロン、スウィーニートッドの店内でやんす…。



「まさに世の中だよなぁ…。あんなオッサンも居るんだなぁ〜。あれがもうじき60になる爺さんのやる事かよ…。」
と言うスウィーニー君。



「歳を取る事は悪い事決してじゃない…。歳を上手に重ねる人、男、女に関らず本当に素敵だからねぇ…。だけど…。ただ単に年を喰っているだけって言うのは本当に恥ずかしいし、周囲の皆が困るから…。スウィーニー、お前も良くわかっただろう…。」
と言うラベット夫人。



「商売の基本ってのは、「真心」それだけなんだぞ。良く覚えておけよ。それを肝に銘じて仕事しろよ。相手の方に何かして相手の方からその対価として報酬を戴く。相手が何故自分の所に来て対価としてお金を払うのか、その人が普段どんな生活をしてどう言う思いで自分の所に来るのかを理解するのがブロ、即ち仕事と言う事だからな。その為にも商いの基本である『真心』それだけは忘れるなよ。初心を忘れる技術のみに走る、小手先のみで何かをする。それは基本である『真心」を忘れたからだ…。それを忘れると目先の損得勘定のみに囚われて一生あくせく馬車馬の様に働かなくてはならないからな…。」
と言うトッドさん。


さてさて…。