人形劇423

今だから言える話ってありやすよねぇ〜。

上京したら歌舞伎観たいでやんすねぇ〜。
今、歌舞伎座直していやんすからねぇ〜。
新橋演舞場で演っているらしく…。
あの劇場、以外なんだけど、三階席の椅子の方が一階席より良いとの噂。
将来の投資だそうで…。
そして、もう一つは大向う?対策らしく…。
昔は、掛け声も強烈だったらしく…。
今の片岡仁左衛門さんのお父さんの片岡仁左衛門さんの時代は、大向こうから「大根」と言う掛け声がかかる事も良くあったそうで…。


時効なので…。
乙女時代、オカマ友達と歌舞伎を観ていた時の事。
演目は「頼朝の最期」
たまたま、子供が大声で「つまぁ〜んない…。」と言ってしまい…。
場内はョ〜と波が来て…。
出演者が出演者だから、クスとなったし…。
何と言っても、故中村富十郎さん、故大成駒の歌右衛門だもの…。
他には当時福助、現梅玉さんと言う錚々たる出演者で…。
大成駒の舞台に関しては、観るでなく、素晴らしい芸を観させて戴くと言うモノでやんすからねぇ〜。
笑う訳にはいきやせんからねぇ〜。
せいぜいクスッが大限界…。


子供の爆弾発言のせいで…。
富十郎さんは「アンタ、今、どう言う状況かわかってんの…。」となってしまい…。
別に失敗したと言う訳ではありやせん。
俗に言う張詰めるだけ張詰めた緊張の糸がブチッと切れた状態で…。
その後、大成駒が御降臨。
薙刀を抜く時に…。
抜く所が大見えと見せ場なんだけど…。
薙刀が鞘から抜けなくて…。
初め、皆…。
段々とあれ…。
怪訝に…。
訝しみだして…。
一緒に居たお姐様が「何か…よね〜。」とアテクシに囁き…。
皆、もう…状態。
大成駒が抜こうとしても抜けず…。
完全にムキになってしまい…。
オ姐様もあの様な事を初めて観たらしく…。
それも大成駒の時には絶対にあり得ないし、それ以前に絶対にあってはいけない事だし…。
最期は抜けたけど…。
本当に晩節穢してしまい…。
とは言え…。
で…。

観る前にお姐様が「お友達の女形さんが居るので観終わったら楽屋に一緒に行こう」と言っていたけど…。
当然、「止めましょう…。」となり…。
当時は携帯が無かったし…。
携帯そのものが存在しなかったから…。

後日談で聞いたけど…。
あの後かなり大変だったみたい…。
一言で言うと大修羅場となり…。
その月は皆上から下まで皆超不愉快だったそうで…。


本日は、オカマの昔話でやんした。




さてさてお話の続きでやんす。



結局、何時ものお決まりである漁火に行く事になり、三人即効で折りたたみ椅子を片付けて…。
イソイソと成る筈でしたが…。



そこに突如校長であるアブラーさんがやって来て…。
この校長の名前はアブラーさんでやんす。
脂狸でもあり危ないとんでもないエロオヤジでやんす…。



「ピー子さん、貴女、教育分析未だ受けていないね。スリーラブカウンセリングルームを経営しているラブチン君の所で教育分析を受けなさい。」とアブラーさんがのたまい…。
ビー子は「エーッ」と絶句。



一緒に居たキューちゃん、クーちゃんも「ウッソ」と絶句。



三人まとめて「エー!」で…。


さてさて…。



チャンチャン