人形劇341

ふと親爺から昔言われた事を思い出していやんす。
「世の中にはルール=掟ってもんがあるんだ。ヤクザ、あいつ等にも掟があって、掟を守らない奴はコンクリート詰にされて海にドボンとなるんだ!」
「年がら年中、ピントの外れた事ばかり言いやがって。少しはテメェの年恰好考えて、モノを言え…。」
でやんす。

アテクシの勤務先の親会社の工場は、対になる工場、お神酒徳利みたいな工場・部署がありやんす。

そこの上長が来て色々と話していやんした。

話題に出たのは、エロブリ=老妖狐でやんす。
この上長は大激怒状態。
「兎に角、あの婆さんが居ると風紀が乱れてどうしょうもない…。」
「いい歳して全く常識と言うモノが全くない…。」
で…。

彼女のターゲットは、頭に青天、お侍さんの鬘=丁髷にしたら似合う様な美男子。
で筋肉質な人。

「自らトイレ掃除を率先していて偉いわね…。」
と初めは思ったけど、目的は…。
老妖狐曰く
「顔も千差万別、オチ○コも千差万別。シッカリとオチ○コもチェックしないと駄目。」
「まぁねぇ…。」
としか言いようがなく(^_^;)…。

追いかける相手は、誰が見ても最大公約数のイケメン、筋肉質かつデカ○ンだし…。
おまけに性格の良い人ばかり…。
そう言う人は、エロブリは一切相手にしないもの…。
エロブリには悪いけど…。
相手には、ハッキリ言って困らないから…。
ただ、性格は良いから話くらいはしてくれて…。
結果的に丁重にお断りで…。
結果的に振られる。

そうなると…。
「心が汚い。」
「あの人、ホモ!独身!!」
となり、周囲に信じられない悪口を言い触らし…。

上長連中は「あのスピーカー…。」
と毛嫌いして…。

エロブリが居ると、本当に人間関係オカシクなるし…。
結果的に、上長達を烈火の如く怒らせて、ブチ切れさせて…。
どの部署からも叩き出されて…。

話は外れやんすが、ボーダーラインカップルのイネブラーは数名居やんす。
お世話になった上長の一人もそれ。
司法書士の資格をお持ちになられ、本来は、ウチの会社に来るべきでない人。
本来は、丸の内や六本木の街を肩で風切って歩いている人。
話していると、自分を卑下する様で嫌だけど、本当に私達と全く人種が違う事を実感するし…。
何故?この方がウチの会社、親会社だけど…。
この会社に居るかと言うと、奥さんが心の病気で、奥さんの実家のあるこの地に、奥さんの介護の為に前職を退職されたと言う経緯があり…。

だけど…。
奥さんが末期ガンとなられ…。
一度、東京本社に行かれたけど、恩功労賞で、大学病院に入院されている奥さんの介護の為に戻られて…。
この間、奥さんが亡くなられ…。

この方が、末期がんの奥さんの為に戻られた事は皆知っており、余命宣告をされているのは周知の事実で、残れされた時間を有意義にと皆でそっとしておいてあげて…。

誰も奥さんの事は触れなかったけど…。
エロブリは、アテクシにしっこく「奥さんは…。」と聞いてくるし…。
皆で「…。」

だって…。
エロブリに「アンタ、奥さんの余命を知ってどうするつもり…。」と言ったらねぇ…。

バツニのエロブリ婆さん、皆に、「あの上長の後添えになる…。」と公言して憚らず…。
で、上長達はカンカンで…。

だけど…。
これ以上やると…。
幾らなんでも、あのスーパーイケメンもそこまでお人好しじゃぁないだろうし…。

彼女を見ていて思ったんでやんす。

世の中には、暗黙の了解=掟があって…。
面倒を見られている人間は、面倒を見てくれる相手が居たら、その人だけを真直ぐに見て、他の同タイプの男性に決して脇見や余所見をしてはいけない。
「隣の芝生は青い」は、それかも…。

その掟・ルールを破ると結果的に常に一人ぼっち…。
最終的には、惨めに老いさらばえて一人ほっち…。

女学生時代、映画「瀬戸内少年野球団」を見ていて…。
岩下○麻扮する床屋のオバちゃんが登場。
最終的に皆に振られて…。
母が「あんな事ばかりしていると、結果的にああ言う風になるのよ…。」
と言っていたなぁと思い出し…。


エロブリとのバトルの根幹。
それは、自分の絶対に認めたくない、何としても受け入れたくない致命的欠点をお互いに相手に投影した結果…。
そう思っていやんす。


支離滅裂になるので…。
本日はこれまで。





さてさてお話の続きでやんす。


「お前。一体何やってんだ…。」
とター坊がやって来て…。
理由は、ピンクドラゴンのママ、榛名麻紀事高倉文太さんから「大丈夫?余計なお世話だけど気を付けてあげて…。」とチーママのレイちゃんから「奥さん、一寸…。」とター坊に通報があったから…。


ター坊に抱き着くビー子。
ター坊は、
「止せよ…。」
「誰が見ているかわからないだろ…。」
「後で幾らでも好きなだけ満足するまで遊ばせてやるよ。全くこんなこんな所で本当に仕方ねぇなぁ〜。」
と言ったのでした。

まっ、取り敢えず一見落着。
めでたしめでたし?


本日はこれまで。



チャンチャン