人形劇198

「凛として生きる。」
凛としての凛と言う意味が、つい最近わかったんでやんす。
どうすれば凛として生きれるか…。

一人ぼっちで辛く寂しい時、唇をギュッと噛んで何とか踏ん張る。
そうする事の積み重ねが、結果として「凛として生きる」事になるんだって…。

それがわからないから…。
会社では、上司であるエロタコ社長のセクハラに悩まされ続けるし…。
今は、あのスーパーイケメンに付け込まれるんだし…。
挙句に重役達の知る所となり、皆から色々と監視されて、ウザイったらありやしない…。
自分もその気なら致し方無いけど、身に覚えの無い事で言われたらねぇ…。
どう見ても、彼、良く今までビョーキにならなかったって思うもん…。
あれだけは本当に不思議だしねぇ…。
一言、「冗談じゃねぇよ。全くよ!!誰がアイツと…。」だもん…。


プライベートでは、余分三兄弟を心から追い出せず…。
物的距離はあるけど…。
精神的距離は相変わらずのままで…。
彼等の亡霊に悩まされ続けるし…。

何かあれば黙って来てくれて何も言わず側に居てくれた人の手迄、結果的に離してしまった…。

そう、「凛として生きる」事を目標にして、少しずつだけど…。
一人寂しく辛い時にキュッと唇かんで、やるべき事を一つずつ片付けていけたら、いいえ、いこうと思うし…。
何とか踏ん張らなくてはと思っていやんす。
今が本当の意味での踏ん張り時、運命の分かれ道…。


そう頑張らずに頑張ろうと思っていやんす。
折角、此処まで来たのだから…。


取り敢えず、引越の荷物を片付けて行くつもりでやんす。
不要な物は思いきって処分。

服も今は私服は乙女時代の様にブレザー・ジャケットを羽織っていやんす。
ハンガーを見たら、ヨレヨレでくたびれていて…。
これも、紳士量販店の青●で買いやんした。
だけど…。
青●の店内を見ていると…。
毎年、同じタイプのブレザーやジャケットが…。

クリーニングに何回か出すと…。
シーズン毎の消耗品だと言う事に、やっと気付いたんでやんす。

又、3枚でのセット販売のワイシャツばかりだけど…。
この頃は、それより1ランク上のワイシャツを着ていやんすが…。
理由は、3枚セットのワイシャツ全て着潰してしまい…。
それしか無いから(T_T)
でも、やはり着心地も良いし、何か雰囲気が違うし…。
それに、これでも毎日、洗濯しているので、長袖のワイシャツは三枚あれば充分。
半袖も、5枚程度あれば充分だし…。
会社は、制服、特に現場だし…。
事務も制服で、ネクタイしするけど、それも時たまだし…。
スーツを切るのは滅多に無いし…。
私は下請けだし…。
本社に行く事は皆無だから…。
それに、何やかや言っても居心地はそれなりに良いので転職する気も皆無だし…。
不必要な荷物は少しずつ降ろしていって、持てる荷物だけを持って生きて行こうと思っていやんす。


支離滅裂になるので…。
本日はこれまで。



電話口で吠えまくった父親であるガンさん。
不安そうに見ているのは、母親であるオー子さん。

この事の全ての黒幕は他ならぬター坊でやんす。
ター坊としては、ハッキリと決着付けたいし…。
勿論、両親のガンさんとオー子さんも同じ…。

ター坊とガンさん・オー子さんの話し合い=密約の内容とその顛末は全てこれでやんす。
「全ての責任は僕が取ります、後は僕が全て何とかします。」
とター坊は言い。
彼の言うとおりに、ビー子に困り果てていた両親は言われた通りにしただけでやんす。


ビー子としたら、両親から自分の荷物は全てター坊の家に運び込まれ、挙句に、両親、特に頑固=化石親爺であるガンさんからは、「ビー子。お前には二度と、この家の敷居は跨がせない…。」と言われてしまい、ある意味、家から追い出されて…。
二度と家に戻れない…。
もはや、ター坊の部屋に居るしかもう無いし…。

ター坊の部屋に転がり込む度、ター坊からは「居たかったら一生居てもいい。だけど、形だけは、キチンとしようぜ。」と言われている始末…。
だけど…。
自分の家とター坊の部屋に行ったり来たりする、この超美味しい生活、手放す気はさらさらないビー子ちゃん。
家に居れば母親のオー子さんが居るから…。
全てにおいて上げ膳据え膳。
洗濯も掃除も母親のオー子さんに押し付ければ良いし…。
父親のガンさんとバトルロワイヤルしでかしたら、彼氏のター坊の部屋に行き。
ここでも、ゴロゴロしていれば良いだけ。
奥さんじゃないから、何もしなくても良いし…。
それ以前に何もする気の無いビー子ちゃん。
「奥さんじゃないんだからね!」とさえ言えば、ある意味、ター坊の口も封じ込めれるし、それ以前に文句なんて言わせる気、ありまっしぇーん。

だけど…。
もう二度と家には戻れない…。
行く所はター坊の所しか残されていないし、ター坊の所しか無いし…。


もはや、後は、紙切れにサインするしか道は残されていないから…。
でも…。
何かムカついてるビー子ちゃん。

結果的に、毎日、掃除・洗濯・メシは、自分でするしか無いしねぇ…。
何もせず寝てばかり、好き勝手にとは、もはや問屋が卸さないし…。

ター坊は、無骨・愚直で左程文句は言わないし、出された物黙って何も言わず全て食べてくれるけど…。
とは言え…。
余りにも酷いと…。
「こうした方が良いぜ。」と最後のセリフで言われるのは火を見るより明らかだし…。

まっ、洗濯物は洗濯機にブチ込み、掃除は適当に掃除機かければ良いけど…。

とは言え、ビー子としたらかったるい以外の何物でもありゃしない…。


兎に角、今迄と違い好き勝手に、何もしない訳にいかないし…。
そんな事し続けたら、当然、ター坊からバチンと、ドカーンと一発やられて、頭の上で最低でもメガトン爆弾が炸裂するし…。


ああ〜って感じのビー子ちゃん。


さてさて…。




チャンチャン