人形劇435

「昔は、今と違って科学等は発達していなかったけど、昔の人は今迄の体験とか伝承とかで生活の知恵としてキチンと知っていたんんだな…。」
と以前、親爺の奴が言っていたけど…。


昔は「本当にクソ煩いクソオヤジ!」と思っていたけど…。
この頃は、「当たってるよね〜。」「ポンピー」と思う事が暫しあって…。


内容が内容で…。


会社の帰り道、二番目の婆さんの事を思い出し…。
当時、爺さんも健在だった頃。
爺さんは、病気のデパートどころか総合商社状態。
大腸がん、前立腺肥大症、緑内障、心臓に水が溜まる心臓病、糖尿病に高血圧等々書き出したらキリが無くて…。


爺さんが入院していた時の事。
当然、妻である婆さんが看病で毎日病院通い。
今、思うと…。
「婆さん、アンタは本当に偉かった…」でやんす…。

初めは、ナースあおいとかナースのお仕事のヒロインの様な若くて愛想の良いお喋りナースと世間話をしてお友達に…。
「出身地は一体、アンタ何処なのよ?」状態。
そこから、シッカリと病棟ナース全員、師長まで、挙句に医師、それもその科の部長クラスのドクターとチャッカリと仲良くなって…。
病棟から外来に出る時、「お婆ちゃん、今空いてるよ〜ん。」とナースから連絡があり風邪を引いた等体調の悪い時、待たずに診て貰い…。

お見舞いに行くと、昼寝してるかナースステーションに遊びに行ったり、同じ仲間の婆さん達とジュースの自販機の前でペチャペチャと…。

とどめは、コンビニとスーパの御惣菜コーナーの御利用。
「たまぁ〜に行って、お握り一個とかだと店員も嫌がるけど、毎日、一日三度三度行っていると店員も愛想も良いし…。」
で…。
「使える者は何でも使え…。」
役所は親切なので教えてくれないので、役所に行って適当にモンスタークレーマーにならない程度騒ぎ立て…。
行政サービスを全てゲット。

婆さんから教わったのは、介護もやり方次第。
ヘルパー・訪問看護師さんがやるべき仕事を家族が、家族がやるべき仕事をヘルパー・訪問看護師さんがするから混乱して介護が大変になるから、先ずはヘルパー・訪問看護師等プロにお任せすべき仕事はプロに、家族がすべき仕事は家族にと言う整理をして。

行政は教えてくれないので、此方から出向いて自分の住む行政区の介護サービスを調べて徹底的に利用する。

この二つを先ずはすると、介護疲れでの陰惨で悲惨な事は或る程度防止可能と婆さんから教わりやんした。

20年前近くの話でやんしたが…。


ふと思い出すのは意地悪カルロッタ。
当時、同団体に居て…。
訪問看護師の方が居り、この方の相談者様がカルロッタの所に…。
で、カルロッタはアテクシに誹謗中傷をガンガン…。
だけどねぇ…。
先ずはモンスター化している相談者に、カウンセラーは全知全能の神ではない人間と言い、ドクターも内科・外科等々専門分野に分かれているのと同じ様にカウンセラーも同じ事、あの先生は介護疲れの方と現役看護師専門の方、俗に言う特殊カウンセラーで一般カウンセラーでないと言えば良いのにねぇ〜で…。

そうすれば相談者からも一目も二目もおかれて…。
カウンセラー仲間、特に同団体の仲間は畏敬の念で見るし…。
不思議と伝わる世界なので、モンスタークライエントの相談者に色々と言われたカウンセラーも「本当にありがたい事です。」となり、リファーしてくれるし…。
結果的に自分の格と株が上がるだし…。
「心の中で舌出していてもそれすれば良いのにねぇ〜。もう少しは利口になって上手にお立ち廻り遊ばせ。」
で…。

女性の歳を言うのはいけない事とわかりつつ…。
「カルロッタ、来年60、還暦じゃない〜。本当、バッカじゃない!」
「相談者に関係の無い相談者とカウンセラーの話したら…。」
「ましてや誹謗中傷したら…。」
「ましてや私は同団体に居たし、この方のカウンセリング受けてた事あるんだし…。」
「彼女の人なりは知っているし、品性・品格をお持ちの麗老の言葉そのもの。人として尊敬出来る謙虚で素晴らしい方なのに…。」
「アテクシは、一応これでもカウンセリング学んでんだし…。」
「人様のカウンセリングを批判したり悪口言う前に自分のカウンセリング何とかしなさいよ!アンタが一番ブレているんじゃない。あの人、私に『私の方がカウンセリングして戴いてお金まで戴いて本当に申し訳ありません…』と言う年下の私にそう言う事を言う方で謙虚で尊敬出来る方で有名なんだから…。カルロッタ=意地悪サッチー、本当、嫌な奴…。」
で…。

だけど…。
アテクシもオヤジから…。
アテクシの歳がばれるのは嫌なんでやんすが…。
「四捨五入すれば50になる奴が…。テメエの年恰好考えてモノ言え…。」
と常に説教と厭味を言われ放し…。

歳を重ねる事とタダ年を喰っているだけは、全く別の事。
ピーとのトラブルで学んだけど…。
カルロッタ=意地悪サッチーに対しかなりの不快感が未だにあり…。
だけど…。
周囲からアテクシがどう見られて、どう言う評価をされているか、今回のトラブルでわかりつつあり…。

人生に起きる様々な出来事に何一つ無駄な事なんて何もない全て必然。
偶然なんてあり得ない、全て意味のある事。
それを再認識していやんす。

反面教師と言う言葉は大嫌いだったけど…。
それは、他ならぬアテクシが謙虚と言うモノを一切持ち合わせず、「常に自分は正しく何があろうとも絶対に間違っていない。」その部分を認められないからかもと再認識していやんす。

「人の振り見て我が振り直せ。」と言う言葉を実感した本日のアテクシでやんす。




さてさてお話の続きでやんす。



「アンタ、ご飯は…。」
とオー子さんが言うと…。



「今、要らぁ〜ない…。」



「もう!いい加減にしてよ!何時まで経っても片付かないじゃないの…。」
オー子さんは言いだし…。



たまたま、水を飲みに台所にやって来た親爺のガンさんは
「うるせえな。何時までもいい歳した奴に…。母さんもこんな奴放っておけ…。」
と吠えだして…。



さてさて…。




チャンチャン