人形劇358

たまたまと言うか珍しく大河ドラマのお○を見やんした。
見やすいんだけど…。
何か…。
良く言えばライト。
悪く言えば、チープ以外の何物でなく…。

で思った事が…。
淀君は、宮○りえちゃん。
母親役は、鈴木保○美。


浅井三姉妹の内、お市の方に一番似たと言うか、瓜二つが他ならぬ茶々、後淀君
だから、一番上だからのみならず、そう言う理由で、秀吉の側室になったそうで…。
兎に角、秀吉はお市の方が大好き、恋焦がれて…。
それと同じ位、反比例してお市の方は、秀吉が生理的に大嫌い、
浅井長政との間には、三姉妹だけでなく、男の子も居て…。
その男の子を斬首したのは、他ならぬ秀吉。
それで更にヒートアップして秀吉を忌み嫌い…。
柴田勝家に嫁ぎ、一緒に落城の際自刃したらしく…。

お江も大変綺麗で美しい人だったらしく…。
でなければ、三度も秀吉の命で嫁いでいないし…。


真ん中の人、京極氏に嫁いだお初さん。
この人は、上と下が余りにも別嬪さんだった為、霞んでしまったみたいで…。
綺麗な事は綺麗だったらしいけど、上と下が桁外れの美貌の持ち主だから…。

性格も…。
アテクシも他人様の事は言えないけど…。
俗にいうビョーキ、電波障害の持病のある方らしく…。
それもあり、どうでも良い落ちぶれた名門の京極家に嫁がされた、俗にいうていの良いお払い箱だったみたい…。


亭主の京極氏も蛍大名と皆からバカにされたらしく…。
とは言え、今で言う平和主義者で、戦乱の世、二度も落城を経験したお初さんにとっては良かったみたい…。

ネェちゃんである淀君の所に行き、「お姉様は良いわねぇ〜。天下人の豊臣家。妹のお江は徳川家。だけど私は〜。」と常にギャーギャー騒ぎ不平・不満とブウブウぶうたれて、文句ガンガン。
尤も妹であるお江の所に行っても全く同じ。
ネェーちゃんの淀君も妹のお江も煩いけど、唯一の肉親だし…。
適当に何かモノやった追っ払ってたみたいで…。


とは言え、お初さんが一番幸せだったのかもねと思うんでやんす。
おネェちゃんの淀君は、最後、大阪城で炭焼き小屋にて一人息子の秀頼と一緒に爆死。
妹のお江も亭主が三度。
乳母である春日局と常に熾烈極まりない大バトル。
臨時の床に春日局が来て散々と口汚い悪態をついたのは有名なお話で…。
確かに戦国大名として京極氏は駄目夫だったけど…。
天下人に嫁いだ姉の淀君や妹のお江の様な苦労は一切していないし…。
苦労は、どの時代でもある駄目亭主の尻を思いっきり叩くだけ叩いたと言う苦労だし…。


だけど…。
ネーちゃんである淀君の最期に立ち会ったのは、お初さん。
妹のお江の最期を看取ったのも、どうやらお初さんらしく…。
一番、長生きしたのはこの人らしく…。
激動の時代の生き証人、生き字引だったみたい…。

本当「このお初さんの生き方良いよなぁ〜。見習いたいわぁ〜。」と思うんでやんす。
適当にお金に恵まれて、決して大金持ちじゃないけど小金持ちでもない、中金持ち…。
生活に不安も無いし、お金も困らず、そこそこお金あって、好き勝手に生きている生き方。
亭主の駄目レベルも、世間大手数の駄目レベル、許容量の範囲内の駄目さ加減。

お初さんを嫁さんにして、一緒に楽しく、あの時代なのに、何とか家を取り潰されずにキチンとチャンとやってたんだから、亭主の京極氏もかなり懐の深い優しい頼りになる人だっただろうし…。
苦労はあっただろうけど、世間大多数の人と同レベル。
あの時代の天下人に関った女性の中では、お初さんが一番幸せだったのかもねと思いやんす。


三姉妹でも色々とあって…。
面白いでやんすね〜。
今度は、お初さんがヒロインで演って戴きたいと思いやんす。




さてさてお話の続きでやんす。


トモちゃんを呼び止めたビー子。
トモちゃんは、
「ごめん。ビー子。子供が熱出して、今、会社抜けて保育園に行かなきゃならないの。」
「又、今度ね。」
と言い、バイクを急発進させたのでした。

ビー子は
「あらま。母親って大変ねぇ〜。」
と思ったのでした。



さてさて。


チャンチャン